冬の光

1963年/スウェーデン/モノクロ/86分
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
音楽:J・S・バッハ 
出演:グンナール・ビョーンストランド マックス・フォン・シドー イングリッド・チューリン
1963年度OCIC国際カトリック映画局 グランプリ
第8回ウィーン宗教映画週間 最優秀外国映画賞

信仰に疑念を抱いた牧師の苦悩を通して「神の不在」を描いた、ベルイマンの自伝的要素の濃い入魂の名編。新聞で中国の核開発を知った男が終末への恐怖から自殺。牧師は何もできずにただ祈るのみだ。神は何故沈黙したままなのか?教会の中で時間とともに変化する細やかな光が見事に表現されている。