●三里塚・第三次強制測量阻止闘争
1970年/日本/モノクロ/50分 ¥70,000
監督:小川紳介 撮影:田村正毅
公団・機動隊と農民たちの3日間の戦いを描く。農民は自ら全身に糞尿をかけ立ち向かい、黒煙の中、激しく闘った。一週間の予定を3日間で切り上げた公団側。農民の創意的な阻止が発展する中で、公団は測量できたのか…。
●三里塚・辺田部落
1973年/日本/モノクロ/146分 ¥70,000
監督:小川紳介 撮影:田村正毅 録音:久保田幸雄
公団による切り崩しが進む中、結束を守る辺田部落のありのままを記録。共同墓地が公団の手に落ちたことを知り動揺する老人。警官の死後、逮捕の恐怖に怯える若者。徹底した長回し撮影で、村の時間が現出と国際的に高く評価。
●日本解放戦線・三里塚の夏
1968年/日本/モノクロ/108分 ¥70,000
監督:小川紳介 撮影:大津幸四郎・田村正毅 録音:久保田幸雄
1968年4月から7月、条件付き売却賛成の農家の土地立入り調査をする空港公団職員、護衛する機動隊と、阻止しようとする農民・学生をとらえた記録。「三里塚」シリーズの第1作。
●三里塚・第二砦の人々
1968年/日本/モノクロ/43分 ¥70,000
監督:小川紳介 撮影:田村正毅
マンハイム国際映画祭ジョセフ・フォン・スタンバーグ賞受賞
地元農民に事前説明なく、新空港建設用地を測量しようとした国と公団は、機動隊を引き連れ強制収容を強行。農民側は徹底抗戦し砦を築く。鎖で自らの体を木にくくりつけ、一歩も動かない女性。助けようとスクラムを組む人々。
●三里塚・五月の空 里のかよい路
1977年/日本/モノクロ/81分 ¥70,000
製作:伏屋博雄・飯塚俊男・見角貞利・朝日節子・畑中広子 撮影:田村正毅
編集:小川紳介・福田克彦・原正・林鉄次・瓜生敏彦・川田弓子・白石洋子・渡辺孝明 ミキサー:久保田幸雄
山形県上山で農作業に従事していたスタッフが4年ぶりに三里塚に戻って撮影した作品。空港公団により倒される鉄塔。そして、耕作不能にまで破壊される農地…。
●日本解放戦線・三里塚
1970年/日本/カラー/141分 ¥70,000
監督:小川紳介 撮影:田村正毅
日本映画監督協会新人監督賞
成田新国際空港建設に向けて整地される三里塚に暮らし続けようとする農民を見つめた作品。激しくなる公団による懐柔や切り崩しは、農民自身をあぶり出す。生きる源を求める人々。開拓の心を語る若者は、正の証を求めるように、土を掘り起こし始める。
●三里塚・岩山に鉄塔が出来た
1972年/日本/モノクロ/85分 ¥70,000
監督:小川紳介 撮影:田村正毅
1972年2月、飛行審査を阻むべく鉄塔建設工事開始。全国から集ったトビ職、学生、現地の農民。3月、60・5メートルの塔が完成。塔は滑走路と称するコンクリートの塊の前に立ち、飛行審査を阻止し続ける…。
●映画作りとむらへの道
1973年/日本/モノクロ/54分 英語字幕
(三里塚シリーズDVD BOXのみに収録)
監督:福田克彦 撮影:川上晧市
映画が時代に対してできることは何か?真摯に問いかける姿勢は、混迷の今を生きる今こそ共有できる課題であろう。