Karen Shakhnazarov
カレン・シャフナザーロフ
1952年、ロシア南部のクラスノダール生まれ。幼少時から絵画と舞台に関心が高かった。ゴルバチョフのブレーン(大統領補佐官を経て大統領顧問)となった父ゲオルギー・シャフナザーロフと共にモスクワに移り、全ソ国立映画大学に入学し、イーゴリ・タランキン(アカデミー賞最優秀外国語映画賞候補『チャイコフスキー』(1970年)などで知られる映画監督)のもとで学ぶ。1975年の卒業後は、まずモスフィルムに助監督として2年間在籍し3本の短編をつくり、1980年に初めて長編映画“Kind Men”を監督する。1985年のミュージカル・コメディ“Winter Evening in Gagry”の大成功で職業監督としての地位を確立した。当初はコメディを好んで監督したが、次第に作風がシニカルな傾向を帯びるようになっていき、近年は娯楽大作を手がけるようになっている。また、監督としてだけではなく、脚本家やプロデューサーとしても活躍し、現在はモスフィルムのCEOを務めるなど、組織運営者としても有能ぶりを発揮している。日本で公開やビデオ発売、テレビ放映されている監督作は下記である。ちなみに父親のゲオルギー・シャフナザーロフはペレストロイカの理論的指導者のひとりであった。
Elizaveta Boyarskaya
エリザヴェータ・ボヤルスカヤ
アンナ・カレーニナ役
1985年、当時はレニングラードの名称だったサンクト・ペテルブルク生まれ。両親ともに俳優。2006年から役者として活動し、2007年、サンクト・ペテルブルクの芸術アカデミーを卒業。2017年、本作のTVシリーズ版でもアンナ・カレーニナ役を務める。主なフィルモグラフィに『提督の戦艦』(2008年/アンドレイ・クラフチューク監督/日本ではDVDのみ発売)、『ヒトラー ~最期の12日間~』(2004年/オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督)等。抜群の演技力と美貌で、複数のTVシリーズでも主演を務める他、声優としても活躍する人気俳優である。ヴロンスキー役のマクシム・マトヴェーエフとはプライベートにおいて夫婦である。
Maksim Matveyev
マクシム・マトヴェーエフ
アレクセイ・ヴロンスキー役
1982年生まれ。サラトフとモスクワで演劇を勉強し、2006年からモスクワ芸術座の舞台に立つ。2017年、本作のTVシリーズでも主演ヴロンスキー伯爵役を務める。主なフィルモグラフィに『オーガストウォーズ』(2012年/ジャニック・フェイジエフ監督)等。他TVシリーズ「ドストエフスキーの悪霊」(2014年/ヴラディミール・ホティネンコ監督/日本ではDVDのみ発売)「タイム・ハンターズ 19世紀の海賊と謎の古文書」(2013年/ユーリー・モロズ監督/日本ではDVDのみ発売)等。映画、TVでも活躍。
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